手術が必要な腰痛って?

「手術」と聞くとどうしても怖いものというイメージはありますね

 

そんなに重症な腰痛にならないよう日頃から気を付けていれば腰痛はある程度防げる症状です
では、どんな腰痛の状態になってしまうと手術が必要になるんでしょうか?腰痛の症状と原因治療方法を見ていきます

痛みより危険なしびれ

痛みの種類や強さは、動けなくなるものから、じっとしていても痛い、特定の動きで痛い、ずっと痺れているなど様々あります
特に危険な状態は痺れです

 

これは血流の中でも大事な動脈の流れが悪くなっている可能性が高いです
正座をしたときに足が痺れる、感覚がなくなるなど経験があると思いますが、正座は足の血流が悪くなります、そして立ち上がった時にしびれるのはその後血流が一気に流れたことによる痺れです

 

ですからしびれには「血流が悪い時」「血流が回復した時」の2種類があります 
そして動脈と神経は、ほぼ同じ場所を通るので神経を圧迫されている可能性も高くなり、感覚の麻痺や筋力の低下などが起きてくる可能性も出て来ます

腰痛で手術が必要な時

腰痛と共に排尿、排便障害、男性の場合はインポテンツになっているなど生理機能に異常が出ている時は医師が手術を勧めるケースが多いようです

 

内臓が原因の腰痛と判断された時は、医師が手術を勧めるというよりは「強く勧めてくる」と思われます

 

手術や薬などで原因を取り除かないと(内臓の病気を治さないと)腰痛が治る事はありません
ですから内臓が原因と医師がはっきり診断した時は早めの対処をした方がいいでしょう

日常生活が困難な状態が長く続いた時

例えば先ほどのしびれは「坐骨神経痛」と診断されることが多いようです
そして、痛みの強さは人によって全然違うので生活が困難かどうかを医師に相談しましょう

 

坐骨神経痛はお尻から足の指までのどこかに痺れが出る、お尻から足全部が痺れるなど場所がその時で違います
人によっては足を地面に付けられない 寝ることもできない どんな体制でも少し動くと痛みが走るなどとじっとしていても辛い状況が続くときがあります

 

この状態が薬を飲んでも、注射をしても手術以外の保存療法と呼ばれるものを試しても変化がなく持続した時は医師に相談してみましょう

※保存療法とは・・・薬、湿布、電気治療、牽引療法、温熱療法などで週に2,3回リハビリを受けながら痛みの回復を試みる治療方法です

医師との相談

現代医学では腰痛の原因がはっきりしている症例が15%です
85%は原因がはっきりしていないとのデータが出ているので、原因がはっきりしないまま手術をしても腰痛が治るとは限りません

 

ですから、ある程度患者本人も知識を持ち、治療に臨む方が後悔は少なくなると思われます 
原因をはっきりさせるには医師が画像の診断(レントゲン、MRI、CT)などを見ただけで「腰痛の原因は○○です!」と断定した場合は信頼が出来ない可能性が高いです

 

しっかりした検査を行う医師は筋力検査、皮膚の感覚検査、痺れ検査、反射検査などを行って画像の診断以外に異常がないかをしっかり調べるはずです
医師がどんなに手術が必要と確信していても最終的に判断するのは患者の皆さんですから、もし手術をすると決断しても後悔の無いように医師との信頼関係を作っておくのも大事ですね

手術の方法

昔は腰痛の手術というと背中を大きく開いてから行うものがほとんどでしたが、技術の進歩により内視鏡によって行えるものもあります
全てが内視鏡で行えるわけではないですが、ヘルニアなどは部分的な麻酔で小さい切開のみでそこから内視鏡を入れてヘルニアを切り取るという方法があります
また、ヘルニアは切り取った後での再発の可能性もあるので切り取った後に椎間板をラジオ波(高周波電流)で焼き固める方法もあります